両サイドに立ち上がりのある、深い箱曲げが可能。
アマダ中間板の下に取り付け、パンチハイトを高くすることで、深い曲げが可能になります。
間の中間板を外しワークをパンチの上に通すことで、グースネックパンチではできない深曲げができます。
・ストローク不足の解消
刃間ストロークが足りない場合に、中間板に取り付けてストローク不足の解消ができます。
・全アマダ中間板に対応
中間板クランプ形状はワンタッチ仕様・角ミゾ付き仕様に対応。
・全アマダパンチクランプ形状に対応
ワンタッチ・角ミゾ・ミゾなし仕様、どのパンチでも使用可能。
・パンチの落下防止機構
パンチの落下防止ミゾに深曲げパンチホルダーの落下防止機構が引っかかり、パンチの落下を防止。ミゾ付きパンチは安全に金型交換ができます。
干渉する中間板を外して行う中抜き曲げは、曲げ長さや使用金型によりワークの中央が甘く曲がることがあります。
ご使用になる金型で事前にテスト曲げをして確認してください。
中間板 | パンチ |
ワンタッチまたは標準仕様に対応。 ご注文時、①または②をご指示ください。 |
すべてのクランプ形状のパンチが使用できます。 |
型番 | FP-70 | |
ホルダー長さ | 150mm | |
ホルダー高さ | 70mm(※) | |
保証耐圧 | 80Ton/M | |
適応機械 | アマダ中間板全機種 ・ZI、ZIIタイプ仕様 ・ワンタッチ中間板(SGRIP、AGRIP-A、AGRIP-M) ・油圧中間板 ・旧型締めボルト中間板 |
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価格 | 38,000円 |
(※)ホルダー高さは最大100mmまで特注対応しています。
30°鋭角曲げをすると、加工ワークが深曲げパンチホルダーへ干渉します。
干渉したまま曲げると加工製品にキズや精度不良をおこす原因となりますので、干渉しない範囲でご使用ください。
標準パンチ No.4、16、147、148 | 標準パンチ No.210、21080 | A.F.H.パンチ H=120 標準形状仕様 |
プレスブレーキは新機種が出るたび、加工範囲を広くするためにオープンハイトが大きくなってきました。
それに合わせてハイトの高いパンチも発売されるようになりましたが、金型重量を考慮すると現在販売されているA.F.H.金型の120Hが限度かと思われます。
海外製、例えばヨーロッパ・ドイツに拠点を置くトルンプ社のパンチは日本メーカーのものと比較するとハイトが大きいので、とても広い曲げ範囲が確保できます。
しかしハイトの大きさに比例して金型重量も増すため非常に重い金型となり、交換作業が大変になります。
大柄な欧米人であれば重さは気にならないのでしょうが、体格差のある多くの日本人にとっては負担です。
また、価格も高額であるため、多くの種類のパンチを揃えるとなると、大変な金額になってしまいます。
『深曲げパンチホルダー』は現状のシステムを変えることなく、手元にある金型を使って曲げ範囲の拡張、重量や価格の問題を解決するために生まれました。
(2020年12月)